有効的な新築建売住宅の購入方法

2022年11月06日

新築建売住宅。

佐野市でも数多くの建売業者さんが進出しており、普段から建売住宅の現場を目にすることも非常に多いのでは。と思います。

建売

・家にはあまりこだわりはない…

・注文住宅は色々と考えるのが面倒くさい…

・月々の支払いを抑えたい…

・綺麗なお家に住めれば良い…

・家より趣味などにお金を使いたい…

・予算があまりなく、築20年くらいの中古住宅を検討している…

・15年、20年住めれば良い。その後は引っ越したい…

 

上記のようなお考えの方に、今回ご紹介するお勧めな考え方・手法なのですが、

 

「値下がりを待って購入する」

「売れ残りを狙う」

 

というものです。

 

佐野市内でも数多くの建売業者さんが分譲をしていますが、この考え方に当てはまるのは【会社の規模が大きくて年間分譲棟数の多い分譲業者さん】となります。

 

※商圏を地元に絞り、「建てるのも売るのも自社で。」という業者さんは全く考え方が異なりますのでご了承ください。

 

さて、ここでよくあるケースのご紹介です。

 

〇〇町〇期 6棟現場 のような物件があったとします。

 

1号棟~3号棟:価格2,580万円。

4号棟~6号棟:価格2,380万円。

 

完成までに2号棟が成約。

完成後すぐに4号棟が成約。

完成後1か月経過後に価格▲100万円に変更。(1号棟成約)

完成後2か月経過後に価格▲100万円に変更。(5号棟成約)

完成後3か月経過後に価格▲200万円に変更。(3号棟成約)

完成後4か月経過後に価格▲100万円に変更。(6号棟成約)

 

上記はあくまでも例となりますが、最初に購入した方と最後に購入した方とで、その間に▲500万円も当初金額から値引きされていることとなります。

 

本当にそんなに安くて大丈夫か?と思ってしまう程の金額になっている建売住宅を見かけることがあります。

 

そういう物件は、全国的に分譲しており体力のある業者さん(業界では「パワービルダー」と呼びます)が利益ではなく売り上げを取るために、他の棟や他の現場で利益が取れた分、それこそ赤字でも売却する意気込みで値下げをすることがあります。

 

そういった物件を購入することで、下記のような大きなメリットがあると考えています。

 

①ローンの支払いが安くなる

②相場より安い分、将来的に売却となった場合でも、ローン残債額より売却額が上回る可能性が高くなる

 

例えばですが、現在旧佐野市内南西部にて売り出し中で1,499万円という金額の物件があります。(なんという金額。。。)

※広告掲載のルール上、情報をぼやかしています。

 

この物件を購入するとして、諸経費を多めに200万円分として全く自己資金を出さないで全額ローンの約1,700万円としても、

・35年ローンで【月々45,456円】。20年後のローン残債は【約774万円】。金利上昇を鑑みても【約830万円】(1.5%の金利で返済の場合)。

・20年ローンで【月々75,742円】。20年後のローンは【完済】。

※変動金利0.675%で計算。

 

現在、旧佐野市内で売り出し中・築25年以内で絞ると最も安い物件で【1,100万円】。

20年後の佐野市、もっと言えば日本の景気や不動産情勢のことは分かりませんが、売却も含め計算をするとかなり固い計画が組めると思います。

 

また、他にもメリットがあります。

・新築後10年間くらいは殆どメンテナンスが不要

・固定資産税がかかるがローン控除も利用できるので固定資産税分くらいは賄える

・団体信用生命保険が付くのでローン返済中に返済者が亡くなっても遺族が安心

・同様の広さや設備、築年数の賃貸住宅に住むとすれば、7~10万円くらいの家賃がかかる

こんなところですかね。

 

家に何を求めるかで購入すべき家の種類は違ってきますが、先程記載したような考えの方にはお勧めな方法であることがご理解いただけたのではないかと思います。

 

実際にこういう考え方で値下がりした建売住宅を購入されたお客様は、「ご主人がとても頭の良い方」という印象があります。

 

今回は、建売業者さんに見られたら怒られ(嫌われ)ちゃうかも!?(笑)というような内容のブログでした。

ご参考となれば嬉しいです。