「囲い込み」問題規制強化

2024年09月07日

我々、不動産業界で問題なってきた「囲い込み」

 

そもそも「囲い込み」とは?と一般の方は思われるのが通常です。

 

簡単に申し上げると、

「売却依頼のあった物件を意図的に他社に紹介せず、売主の利益を下げてでも買主を自社で見つけ、自社の利益を追求すること」

です。

悪魔

より分かりやすく説明してあるページを発見しましたので、詳細は↓の画像をクリックしてご覧ください。

(不動産の一括査定サイトそのものには懐疑的ですが・・・笑。この話題で一本のブログが書けそうです)

何となく「囲い込み」というものをご理解いただけたかと思います。

 

この問題は、特に単価の高い首都圏エリアのような売却物件獲得競争が激しい世界で良くあることです。

※実際に私が過去に勤務していた頃もそうでした。

 

ただ、この佐野市近郊でも正直あります・・・。

 

地方(佐野)で勤務してから、「この〇〇という物件を紹介したい」と他社さんへ問合せした時に実際に言われたこととして以下のような例があります。

 

■この物件はうちでやりたいんで勘弁してくんな~。

 

■この物件は私の友人が売主なので直接取引のみなんです~。(他の物件でもあり)

 

驚きました(;^_^A

※ここには書けない上記よりもっとひどいことを言われたこともあります。

 

 

首都圏の囲い込みは

 

・契約予定です~(といいつつ実際は入っていない)

 

・担当者不在なので担当者から折り返します~(といいつつ折り返しが来ない、いつになっても繋がらない)

 

というのが主流でしたが、地方は悪いことだと思っていない(というか知らない)方もいます。

悪意が無い分、そこまで不快にはならないのですが…

売主さんとしては良い迷惑ですよね。

 

 

さて、前置きが長くなってしまいましたがこの記事の本題!

 

この「囲い込み」問題に対し、国交省がついに重い腰を上げ、2025年1月より規制が強化されることが決定しました。

 

対象の事象が発見された場合、是正指示処分の対象となるとのことです。

 

これで本当に囲い込みが無くなると個人的には思いませんが、少しは状況が好転するかと思っています。

 

また、不動産の売却を検討されている方は、「そういうこともあるんだな~」と知っておくことが大切です。

 

不動産業界がクリーンで正当な競争のある業界になりますように・・・

そう願うばかりです。