日銀 マイナス金利解除
2024年03月25日
連日、ニュースなどで取り上げられているマイナス金利解除。
2024年春闘の賃上げ率が5.28%となり、これを受け日銀は長らく続いたマイナス金利の解除に踏み切った形です。
日銀としては良いチャンスと思ったのでしょう。
ミクロで見ると厳しいような、バッドニュースのように感じてしまうかと思いますが、
日本全体のマクロで見るとグッドニュースと捉えなければならないと自分に言い聞かせています。
さてさて、弊社は不動産屋です。
やはり気になるのは
「住宅ローン金利はどうなるのか?」
です。
約2年前に同じようなことを私なりに予想も交え、ブログの記事にしておりました!
約2年前の記事はコチラ
当時の個人的な予測はザックリ
・固定金利は徐々に、少しずつ上がっていくだろう。(ある程度で止まるか。)
→その後徐々に上がり、現在1.8~1.9%前後で高止まりしています。
・変動金利は今年度は変化が殆ど無く、日銀総裁交代後どうなるか。もしかしたら固定金利と同様に徐々に上がっていくかもしれないが、日本の景気が良くなるとは思えないので大きな目線でみるとあまり変わらないのではないか?
→その後変化は無かったが、この度日銀総裁交代後(黒田さん→植田さん)にまずはマイナス金利解除。今後は・・・?
としていましたが、ほとんどその通りになっています・・・
我ながらアッパレですね(笑)
さてさて、改めて今回も個人的な予想をしてみます。
・固定金利はほとんど変わらず、多少の上がり下がりで落ち着くだろう。
・変動金利は、半年後など少し時間を空けて0.25%など、少し上げてみたところでニュースになり世間が騒がしくなり(反対の声が上がり)、現状の金利より1%上がるなどはあまり考えにくいのではないか。
(上がっても+0.5%とか?)
日銀や民間の銀行としては金利はもちろん上げていきたいところだが、既に住宅ローンを借りている方の多くが変動金利で組んでおり、
しかも割合物件価格以上の「オーバーローン」でかつ、借入金額と収入の「返済比率」いっぱいまで借りている方=”返済がカツカツな方”が一定数、意外と多くいる実態です。(肌感覚)
そのような状況下でガンガン利上げを進めていってしまうと、生活が破綻してしまう方が多く生まれてしまう恐れがあります。
もちろん、利上げを上回る賃上げがあれば問題はなく、より良い循環となるとは思うのです。
・・・が、
前回のブログでも記載したように、景気が良くなるとはあまり思えないのです。。
今回の賃上げ率5%超というのも、大手企業が大きく引っ張っているのだと思いますし、
日本の企業の大多数【99.7%】を占める中小企業も含め、「みんなホクホク」という状況になるのは現状の日本の構造上、
極めて難しいと思っているところです。
といったところから、個人的にはやはり今でも 変動金利がおススメ です。
責任は負えませんのであくまでもご参考までに・・・(笑)